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2012年 05月 26日
その昔、ある出版社から「ウチで1冊書きませんか?」という誘いがあり、顔合わせに行った時の話です。先方が、開口一番、こう言いました。
「高橋さん、ドーンと売れそうなやつ、バーンと書いちゃってください!」 なんですと。ドーンと売れそうなやつ、バーンと書いちゃってくださいですと。まず企画を練り、そのうえで企画に適した書き手を見つける、それが出版社の仕事ではないのか。私にひとまず声をかけ、肝心の企画は自社でせずに私に丸投げする、そんな馬鹿な話があるか。お前は何のためにその出版社の社員として存在するのだ。きっと、売れなければ私のせい、売れれば自分の手柄、そうするのだろうよ。 これがまた、無名の出版社でなかっただけに、鮮烈な思い出です。あの発言は死ぬまで忘れられない。嘘でも「こういう感じの企画を考えたので、ぜひ高橋さんに書いてほしい」とヴィブラートに包んで話すのが会社員というものでしょう。 もちろんこの出版社は、幼少のころからの憧れであり、拙著の多くを出してくださっている、オーム社ではありません。オーム社は素晴らしい。篤実さの格が違う。 2012年 05月 26日
佐渡裕とチョン・ミョンフン。佐渡には、小澤征爾とバーンスタインという比類なき後ろ盾があった。チョンには、ジュリーニという屈指の後ろ盾があった。二人とも90年ごろにフランスで活躍した。しかし現在、佐渡は兵庫県立芸術文化センターの芸術監督であり、チョンはフランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督である。ヨーロッパでなく郷里に近い兵庫でしか大役を得られなかった佐渡は気の毒である。気の毒と言うよりも、個人的に残念である。「このままやっていてもヨーロッパじゃ俺は芽が出ないようだ」と見切りをつけるのは相当な苦悶を伴っただろう。
彼らの現在の立場の違いはどこに起因するのだろう。思うに、ピアノの技量だったのではなかろうか。 もともとチョンはピアノ奏者だった。しかも並の水準でない優れた演奏者だった。彼は、演奏対象の曲をピアノで弾けば、わざわざ「スコアを読む」などという行為をしなくても、かなり短期間で、しかも深く、理解できるのではないだろうか。実際のところ彼は演奏にあたって「スコアを読む」だろうから、ますます理解が深まるに違いない。彼と凡庸な指揮者に雲泥の開きが生じるのは当然である。もちろん指揮者には、音楽的な能力のみならず、周りの人々から「コイツの話だったら聞いてやってもいい」と思われる人柄がそもそも備わっていなければならない。しかし指揮する姿や記者との受け答えなどを見ていると、チョンは周りから愛されそうな人物である。天は二物を彼に与えた。心の底から音楽を愛しているものの才能がなく、周りから愛されない私は、悲しい。佐渡の心配をしている場合ではない。 2012年 05月 26日
チョン=ミョンフンによる「春の祭典」の終曲を聴いていて、カノン(風)の箇所の存在に初めて気づきました。以下に示す、赤線の部分からがそうです。ちなみに楽譜は押すと大きくなります。
![]() 青線の部分で、それまでの混沌とした響きが解消され、イーフラットメジャーの爽快な和音に一瞬だけ転じることも初めて気づきました。どちらもこれまでの人生で全く認識していなかった。勉強が足りません。そうは言っても、手元のCDであらためて確認したものの、それらが明瞭な演奏はなかったぞ。生演奏だというのに、すごいぞチョン=ミョンフン。 上の楽譜の箇所は16:22から始まり、カノン(風)は16:35から始まります。 2012年 05月 23日
株式会社情報機構の主催による、多変量解析セミナーの講師を先週務めました。おかげさまで好評が得られたそうでして、今秋に、また講師を務めることが決定しました。関心のある方はご参加ください。
なお、上述のものとは別に、今夏から今秋にかけて、 1.アンケート入門セミナー 2.統計学入門セミナー 3.実験計画法入門セミナー 4.多変量解析入門セミナー を開催致します。こちらもぜひご参加ください。詳細は以下のサイトでおたしかめください。 2012年 05月 20日
2012年 05月 18日
2012年 05月 17日
行って参りました。
![]() ![]() ![]() 以前に記したように、私の腹は繊細です。デリケットです。便所の有無が死活問題です、とまでは言わないものの、看過できない問題です。さて教育ITソリューションEXPOの会場内をぐるぐるしていたところ、簡易便所を開発している2社に遭遇しました。株式会社エクセルシアと、まいにち株式会社です。どちらの会社からも、非常に丁寧なご説明を戴きました。ありがたいことです。 株式会社エクセルシアの説明に感銘を受けました。なぜなら、社長であるにもかかわらず、足立寛一氏が和式便所を跨ぐ姿勢を実演したからです。「自社の品を売るためなのだからそれくらいやって当たり前だ」と言う人がきっといるでしょう。そうかもしれません。でも、なかなかできることではないと私は考えます。立派な方です。 まいにち株式会社では、阪神淡路大震災が簡易便所開発の契機になったそうです。大澤宏貴氏より伺いました。素晴らしき原点です。社員15人だそうですね。いろいろ大変かと思いますが、臆することなく邁進してください。期待しています。 2012年 05月 14日
拙著『マンガでわかる統計学』(オーム社)の増刷が決定しました。これで第16刷です。みなさま誠にありがとうございます。
なお『マンガでわかる線形代数』(オーム社)の英語版が今月末に刊行されるはずです。 2012年 05月 14日
2012年 05月 14日
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