平成29年度東京藝術大学音楽学部卒業試験公開演奏会に行く1。
2018年 01月 08日
まず第6ホールで古楽を聴きました。きわめて推進力に富んだ、後藤早恵さんの演奏に深い感銘を受けました。ベームのPraeludiumが素晴らしかった。バッハのパルティータ第4番のOuvertureの冒頭を聴いて、涙が出そうになりました。緊急地震速報の影響で演奏開始1分後あたりに中断しなければならなくなった、田中三奈穂さんが気の毒でした。
休憩。食堂のカツカレー。
つぎに奏楽堂で声楽を聴きました。どの学生の声も大変に美しく、仰天しました。上久保沙耶さんの声を聴いて「次の出番の学生はやりづらいだろうなあ」と思っていたら、その人である沼澤優実さんの声を聴いて再び「次の出番の学生はやりづらいだろうなあ」と思っていたら、その人である日野祐希さんの声を聴いて再び「次の出番の学生はやりづらいだろうなあ」と思っていたら、その人である櫻井菜々子さんの声を聴いて再び「次の出番の学生はやりづらいだろうなあ」という繰り返しでした。特に感銘を受けたのは、体全体に共鳴する沼澤さんの声と、櫻井さんの豊かな表現です。
by rui-toukei
| 2018-01-08 20:45
| 音楽
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